高齢者や障がい者を支える移動サービスに参加しませんか：NPO法人全国移動ネット

NPO法人全国移動サービスネットワーク

移動サービスとは

高齢で足が不自由になった、怪我をした、リウマチなどの病気にかかった、あるいは、体が不自由、知的障害で公共交通が使いにくいなど、さまざまな理由から移動が自由にできず、家に閉じこもらざるを得ない人がいます。
こうした「移動困難者」に、自動車で外に出る手段を市民の手で提供するのが「移動サービス」です。タクシーや公共交通とは異なるきめの細かい心の通った運転が、多くの人の移動を可能にし、心と体を開放しています。

いま、これらのサービスを必要とする人々に対し、サービスの担い手、おもにボランティアドライバーが圧倒的に足りていません。
「望んだ場所へ誰もが行ける」そんな社会づくりをめざす活動に、あなたも参加しませんか。

現在、移動サービス提供団体は全国に2,575団体。移動サービスが必要な人は全国に254万人いると推定されますが、実際にサービスが使えるのは5人に1人以下と、圧倒的に供給量が足りていません。

1週間に1回以下の外出頻度の人は、1日１回以上外出する人と比べ、歩行障害になるリスクは4倍以上にもなります。外出をサポートすることは寝たきりを予防し、将来的な社会負担も減らします。

これまで移動サービスの担い手は、現役を引退された方や主婦の方が中心でしたが、もっといろんな世代、立場の方に参加してほしいと考えています。これからの多様な働き方の選択ができる時代、働き世代のあなたにも活躍の場がたくさんあります。

移動サービスについてもっと詳しく知る
（PDFファイル2.7MB）

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こんな方々が支えています

介助があれば外出できるのに「一度も外出をしたことがない」という移動困難者がいます。彼らにそのきっかけと勇気を与え、「世界を広げる」お手伝いをできるのが移動サービスです。移動困難者が積極的に外出すれば、タクシーなどの公共交通の意識も変わってきます。移動サービスは社会を変える活動のひとつでもあるのです。

NPO法人「世田谷ミニキャブ区民の会」　理事長　荻野陽一さん

「家から500メートル先の歯医者に行けない」などという寝たきりの方もいるように、移動サービスへのニーズは確実にあるのです。しかし、ドライバーさんが不足していて供給が広げられないのが、今の一番の課題です。「介護」と難しく考えず「自分のおじいちゃんを車に乗せる」感覚で、ドライバー活動に参加してみませんか。

NPO法人「Caremo」代表　鈴木裕之さん

都内は公共交通やタクシーなどが十分に提供されており、一見移動困難者は少ないように見えます。しかし、たとえばいつもの人、いつもの道順でないと混乱してしまう知的障害の方や、安心感を求める高齢者の方など、タクシーなどの利用が難しく感じられる方の需要は多いのです。一団体で供給できるドライバーには限りがあるので、より多くの団体が増えることも願っています。

NPO法人「福祉送迎サービス・杉並」代表　長谷川信儀さん

移動サービスは、ドライバーが対象者やご家族の状況を把握し、必要に応じて移動・外出以外の支援なども柔軟にできますので、高齢者や障がい者、そのご家族にとっては心強いサービスです。また、高齢者の外出は健康維持にもつながりますので、健康寿命の延伸をめざすためにも、この活動がさらに広がることを心より期待します。

秦野市役所福祉部高齢介護課　担当課長石川貴美子さん

「家から500メートル先の歯医者に行けない」などという寝たきりの方もいるように、移動サービスへのニーズは確実にあるのです。しかし、ドライバーさんが不足していて供給が広げられないのが、今の一番の課題です。「介護」と難しく考えず「自分のおじいちゃんを車に乗せる」感覚で、ドライバー活動に参加してみませんか。

NPO法人「Caremo」代表　鈴木裕之さん

移動困難者をサポートする取り組みに一緒に参加してみませんか。
移動サービスの概要や参加方法などはこちらの資料をぜひご覧ください。

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障害があっても、歳をとっていても、望んだ場所に誰もが行ける、
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